お子さんの支援を受けようかどうかの悩み・言葉の出にくいお子さんの支援
こんちにちは 言語聴覚士の西田幸平です。
保護者の方の中には支援自体が必要か悩まれている保護者様もいらっしゃるかと思います。
今回は支援の必要性のお話をしようと思います。
ぽこあぽこでは
お子さんの望み、困りごとの解決
保護者様の望み、困りごとの解決
の重なっている部分
が特に必要な支援だと考えております。
保護者の方がお子さん自身がどうなりたいか、どうしたいか分からない、
お子さんも上手く伝えられないという場合、
言葉の発達が未熟なお子さんが
伝えられないからといって望みがない、困っていないわけではないと思います。
伝える手段がまだ少ない状態でもいろいろな場面で
どういう表情か、どういう行動をとるのか見ていくことで
望んでいることや困っていることに気づけていくと思います。
ですが保護者の方だけでそういった困りごとを理解して改善していくことは限界があると持っております。
それはどんな保護者の方でも気持ちに寄り添う存在がないと子育てが難しいし、しんどいからです。
関わっている人の心の支えと情報共有、同じ悩みを共有する保護者同士の関係があるから
安心できたり子育ての見通しもついていくのだと思います。
とくに発達に個性があるお子さんの保護者の方には専門家の心に寄り添った支援が必要になってくると思います。
ぽこあぽこではお子さんのことばのお悩みを伺い、
年齢にしてはことばが出にくいお子さんは感情のコントロールが難しいことがあり、
ずっと泣いていてどうすればいいのか分からないといったお悩みを伺います。
理由としてはわがままや気分的なもので言うことが聞けないのではなく、
ことばを伝える快感が足りない、自分の意図が伝えられない、
伝わらないストレスが大きい可能性が考えられます。
お子さんの望みが叶わず泣いている時、
その時だけのわがまま、本当はできるのに我慢が出来ないという状況なら、
我慢できたら○○してあげると条件をつけてあげ、約束をしていけば徐々に改善していくかと思います。
ですが、お子さんがずっと泣いていて
困っていることも言葉で伝えられない、
保護者の方もどうすればいいか分からない状況の時、
保護者の方の力だけでは解決しないかもしれません。
そういった場合療育の中で言葉以外で伝える手段を用意し、意思疎通を図っていき
意思をできるだけ尊重することで少しずつ改善することがあります。
なぜ泣いてしまうのか、感情やその時どう考えていたのか、
環境や前後の状況などから考えていくことも大切ですし、
落ち着くための手段を確立することも必要だと思います。
ことばでのつまずき、他の人との付き合い方の支援は早期であるほど改善しやすいです。