こんにちは。言語聴覚士の西田幸平です。
今回は、ぽこあぽこでのことばの支援についてご説明しようと思います。
就学前のお子さんの
特にことばの力や対人スキルが気になる保護者様もいらっしゃいますが、
ぽこあぽこでは椅子に座って、カードを使い、
視線を合わせて面と向かって何か話すといった練習を
必ずしもするわけではありません。
もちろん、カードを使った練習が有効な場合もありますし、
カードが好きなお子さんには必要に応じて使用する場合もあります。
着席が難しくてもことばを促すことは可能ですし、
視線が合わないお子さんには、
視線を合わせることから練習することもあります。
大切なのは好きな遊びがあるというのが
ことばを含めた全体の発達の大きなきっかけであるということです。
勉強より遊ぶ方が好きというお子さんが多いと思いますが
もちろんお子さんですから
好きな遊びの中で対人スキルやことばを自然と学ぶ方が
リラックスして実践としてより育っていかれると思います。
逆に緊張したり思い通りにならない状況は
お子さんのことばの発達にはよくない場合もあり、
環境を整えたり、見通しをつける工夫、
気持ちに寄り添った支援が必要な場合もあります。
話す能力以外に気持ちの問題が言葉の発達に大きく関わっているので、
成功体験をなるべく多く重ねていくことが大事です。
就学児さんや就学準備をされているお子さんは
勉強ができるという目標の前に興味を持ったことでやり取りができること
ことばを使っての物のやり取り、
感情を伝えたり、一緒に遊ぶなかで
状況に応じた行動がとれるかなどを評価したうえで
お子さんに合ったレベルで伸ばせるところの発達を促していくと
お子さんは就学に向けて不必要な失敗がない状態で
準備ができていくと考えます。