言語聴覚士のブログ
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ことばのお話 繰り返しの体験の大切さ お子さんへのかかわり方

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ことばのお話 繰り返しの体験の大切さ お子さんへのかかわり方

こんにちは 言語聴覚士 西田幸平です。

お子さんは繰り返しの体験の中で意味と言葉が結びついて物事を理解していかれます。

お子さんは誰でもそうですが、発達に個性のあるお子さんは
特に何度も何度も繰り返す中で理解を深めていきます。
繰り返しの体験で理解した言葉を言ってみて
適切なタイミングで言えた時、周りの大人に褒められたことで
次も言ってみようと思うことが自分から言える言葉のきっかけになると思います。

心の発達についても繰り返しの体験が大事で
言葉を教えても体験や気持ちの理解がないと分からない場合があります。
繰り返し見本を見せてあげる、体験をした時にきちんと声掛けすると
だんだん気持ちの理解もできていきます。

発達が気になるお子さんは体験の中での周りの大人の対応がとても大切です。

少し周りへの興味が薄いお子さんは一回の笑顔の価値がとても大きいです。
笑った時に見逃さず目線を合わせてわかりやすくリアクションを取ってあげると
笑顔が増えて人とのかかわりに興味を持つきっかけになると思います。

目線を合わせるというのは、興味があって関わりたいというサインだから、
促すことは言葉の発達にはとくに重要です。

望ましい行動をとったらその時に反応してきちんと褒めてあげることが大事です。
その時でないと興味が移ってしまい効果が薄くなる場合もあるので

その時に褒めるというタイミングがとても大事です。

悪い事、望ましくない行動も
時間がたつと、頭の中に体験のイメージがあまり残っていなかったり言われた言葉と行動が結びつかない場合もあるので

時間がたっていたら余り叱らず、行動が起こった時に反応してあげる。

考える時間を用意してあげることも大切で悪いことをした時どうすればいいか理解するために重要です。

ぽこあぽこでは限られた時間ではありますが
最大限お子さんの反応に適切に対応することを実践しています。

お子さんにどう伝えれば、どう反応すれば効果的かをしっかり検討していき、保護者の方にも分かりやすくお伝えしています。

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